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(スタッフ募集中 週一から 未経験可)抗精神病薬 その5 抗精神病薬の剤形のよる特徴

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(スタッフ募集中 週一から 未経験可)抗精神病薬 その5 抗精神病薬の剤形のよる特徴

(スタッフ募集中 週一から 未経験可)抗精神病薬 その5 抗精神病薬の剤形のよる特徴

2026/08/24

「OWLさるびあ」の疾患研修シリーズ。今回は【抗精神病薬 その5:剤形(薬のかたち)による特徴と使い分け】です。

抗精神病薬には、一般的な「錠剤」だけでなく、水なしで飲める「OD錠」、液体状の「内服液」、数週間に1回の注射で済む「持続性注射剤(LAI)」など、さまざまな「剤形(ざいけい)」が存在します。

利用者様の病状、服薬に対するお気持ち、手指の不器用さや飲み込み(嚥下)の状態に合わせて適切な剤形を選ぶことは、服薬拒否や飲み忘れ(自己中断)を防ぎ、再発を防止する上で極めて重要です。

 

1. なぜ「剤形」の選択が重要なの?

統合失調症の支援において最大の課題は、「服薬の自己中断(断薬)による病気の再発」です。

  • 「薬を飲むのが面倒」「錠剤が大きくて飲み込みにくい」

  • 「飲んだフリをして口の中に隠してしまう(吐き出し)」

  • 「病気の自覚(病識)が薄く、飲む必要性を感じていない」

こうした現場の課題に対して、利用者様に合った剤形を選択・変更するだけで、服薬のストレスが激減し、安定した生活を継続できるようになります。

 

2. 主な「剤形」の種類とメリット・注意点

グループホーム「OWLさるびあ」の現場でよく目にする代表的な剤形の特徴です。

剤形の名称 特徴・メリット 現場での注意点・観察ポイント
普通錠・カプセル

・最も一般的でコストも安い。

 

・一包化(1回分をパック)しやすい。

・錠剤が大きいと嚥下障害で引っかかる。

 

・口の中に隠して後で吐き出すリスクがある。

OD錠(口腔内崩壊錠)

・口の中の唾液ですぐに溶ける。

 

水なしで飲める(就寝前や外出先でも容易)。

・手湿疹や水滴で溶けやすいため、濡れた手で触らない。

 

・溶けても成分は胃から吸収されるため、唾液で溶けた後に飲み込みが必要。

内服液(シロップ・分包液)

・水に混ぜたり、そのままサッと飲める。

 

服薬確認が非常に確実(口の中に隠せない)。

・味が苦い・独特な場合があり、味覚の過敏な方は嫌がることがある。

 

・開栓後の保管方法に注意。

持続性注射剤(LAI)

 

※後述

2週間〜3ヶ月に1回の注射で効果が持続する。

 

・毎日の「薬を飲むストレス」から解放される。

・注射部位(肩やヒップ)の痛み・ハレの確認。

 

・次回の通院・注射日のスケジューリング管理。

 

3. 現場で注目されている「持続性注射剤(LAI:Long-Acting Injection)」

近年、統合失調症の治療で非常に重視されているのがLAI(持続性注射剤)です。

💡 LAIのメリット

  1. 毎日の配薬・服薬の手間がなくなる: 「飲み忘れ」の心配が一切なくなります。

  2. 血中濃度が非常に安定する: 飲み忘れによる症状の波(急な興奮や不眠)が起きにくくなります。

  3. 利用者様・スタッフ双方のストレス軽減: 毎日の「飲んだ・飲まない」の押し問答や確認作業が不要になります。

【代表的なLAI製剤】

・エビリファイ持続性水懸注(1ヶ月に1回)

・ゼプリオン(1ヶ月に1回)/ トリンザ(3ヶ月に1回)

・リスパダールコンスタ(2週間に1回)

 

4. グループホーム(OWLさるびあ)での支援と工夫

利用者様の服薬状況に応じて、スタッフが配慮すべき実務ポイントです。

1.「飲みにくさ・拒薬」の理由をアセスメント:対策1。

服薬が進まない場合、「飲みたいくない(拒薬)」のか、「粒が大きくて喉に引っかかる(嚥下・剤形の問題)」のかを観察します。後者の場合は、主治医へOD錠や内服液への変更を提案できます。

2.「口の中隠し(吐き出し)」が疑われる場合の工夫:対策2。

水で飲む普通錠で服薬拒否や溜め込み(ODのリスク)が見られる場合、水なしで溶ける「OD錠」や「内服液」に剤形変更してもらうことで、その場での確実な服薬確認が可能になります。

3.LAI(注射剤)導入時の通院スケジュール管理:対策3。

LAIを利用している利用者様の場合、毎日の服薬チェックは不要になりますが、**「次回注射予定日の通院サポート」**が最も重要になります。カレンダーやリマインダーで確実に通院できるよう連携します。

 

スタッフの皆様へ

服薬支援は、単に「決められた時間に薬を手渡す」だけではありません。

利用者様にとって「どの剤形なら負担なく続けられるか」という視点を持つことで、服薬をめぐる双方のストレスを減らし、病気の再発を防ぐことができます。

「飲みづらそうにしている」「服薬の際にごっくんと苦しそうにする」などの変化に気づいたら、ぜひ主治医や看護師、サビカンへ相談し、剤形の見直しを検討していきましょう!

 

まとめ

  • 剤形変更の目的: 飲みやすさの向上、服薬確認の確実化、服薬拒否・再発の防止。

  • 主な剤形の特徴: OD錠(水なしOK)、内服液(吐き出し防止)、LAI(数週〜数ヶ月に1回の注射で毎日の服薬不要)。

  • 現場の役割: 本人の飲みやすさや服薬状態を観察し、負担の少ない剤形選択へつなげる。

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